膜面アンテナ共同開発先のcosmobloomがNEDO SBIR推進プログラム フェーズ1に採択

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大野 拓人

B!

報道関係者各位

2025年10月15日

株式会社cosmobloom
スタッフ株式会社


膜面アンテナ共同開発先のcosmobloomが
NEDO「SBIR推進プログラム」フェーズ1に採択

— 膜面アンテナ共同開発を加速、衛星ダイレクト通信の実現へ —

当社と膜面アンテナの共同開発を進めている株式会社cosmobloom(本社:東京都大田区、代表取締役/CEO:福永桃子、以下「cosmobloom」)が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構(以下、「NEDO」)の2025年度「SBIR推進プログラム」(一気通貫型)において、研究開発課題「民間宇宙活動で推進する産業発展及び国際競争力強化に資する技術開発」の中でフェーズ1の実施予定先として採択されたことをお知らせします。

採択助成事業概要

本事業は「ディープテック・スタートアップ支援基金/SBIR推進プログラム/フェーズ1:“民間宇宙活動で推進する産業発展及び国際競争力強化に資する技術開発”/100kg級超小型人工衛星による衛星ダイレクト通信実現に向けた膜面アンテナの開発」として採択されました。

近年、低軌道衛星を用いたブロードバンドサービスが構築され、通信サービスにおける宇宙利用が加速しています。その中で、より大型のアンテナを衛星に搭載して、衛星とスマートフォンが直接通信を行う衛星ダイレクト通信の構築がなされています。先行事業者の取組みでは、テキストレベルに留まらず動画視聴が可能な通信速度の実現を目指している状況です。

当社ではcosmobloomと協力して、このような技術動向から乗り遅れることなく、日本独自の技術で衛星ダイレクト通信サービスを実現すべく、100kg級の超小型人工衛星に搭載可能な大型アンテナの開発を進めてまいります。

今後の取り組み

本事業では、cosmobloomが、これまで取り組んできた自己展開膜面構造の構築技術を活かし、収納性・軽量性・展開性に優れ、かつ、展開時の構造にある程度の剛性を持った大型平面アンテナの開発を実施する予定です。当社は、すでにcosmobloomと一緒に衛星ダイレクト通信実現に向けた膜面アンテナの共同開発を始めておりますが、こちらの協力体制を一層強化して開発に努めて参ります。

NEDO「SBIR推進プログラム」についてNEDO Webサイトより引用)

 本事業は、科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律の規定により定められた「指定補助金等の交付等に関する指針」に基づき、多様化する社会課題の解決に貢献する研究開発型スタートアップ等の研究開発の促進及び成果の円滑な社会実装を目的として、内閣府が司令塔となって、省庁横断的に実施する「日本版SBIR(Small/Startup Business Innovation Research)制度」の一翼を担うものです。
 関係府省庁等が実施する研究開発課題や研究開発フェーズは、年度毎に、内閣府ガバニングボードにより決定され、研究開発の初期段階(POC、FS)をフェーズ1、実用化開発支援をフェーズ2として、各フェーズを本事業内でのみ実施する「一気通貫型」、或いは、関係府省庁等で実施する指定補助金等事業へ接続する「連結型」の2つの方法で実施します。

※本公募では、「一気通貫型」の研究開発課題の2つのフェーズへの提案を募集しました。

フェーズ別の事業概要(「一気通貫型」)

  • フェーズ1: 実施期間:原則として1年間以内/事業形態:定額助成(NEDO負担100%)/助成金上限:20百万円
  • フェーズ2: 実施期間:原則として2年間以内/事業形態:助成(NEDO負担率2/3以内)/助成金上限:100百万円(NEDO負担額)

NEDO HP:2025年度「SBIR推進プログラム」(一気通貫型)に係る実施体制の決定について


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