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【プレスリリース】平面型なのに電波が直角に曲がる!屋内の電波環境を劇的に改善する新型反射装置を発表

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【プレスリリース】平面型なのに電波が直角に曲がる!屋内の電波環境を劇的に改善する新型反射装置を発表

2025年4月14日

報道関係者各位


会社名:スタッフ株式会社
代表者:代表取締役 中山 和則
問合せ先:営業部部長 池田 浩二
TEL:042-371-1371

平面型なのに電波が直角に曲がる!
屋内の電波環境を劇的に改善する新型反射装置を発表

アンテナ部品を設計・製造するスタッフ株式会社(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:中山和則)は、2025年3月に開催された電子情報通信学会総合大会において、薄型・平面型でありながら電波を直角に反射できる新型「平面型反射装置」を発表しました。本技術は、ローカル5Gやミリ波通信の屋内設計自由度の向上に大きく貢献します。

発表技術の特長

1)2つの周波数帯で直角反射を実現(5GHz/28GHz共用)
・線状の反射素子を複数採る新構造により、従来型より4dB高い反射性能を達成。
・5G Sub-6帯(5GHz帯)とミリ波帯(28GHz帯)の両方で使用可能。
・実際の試作でシミュレーション結果との高い一致を確認。

2)水平・垂直の両偏波に対応する新構造(段子型回折格子)
・新設計の段子型線状素子で、垂直偏波・水平偏波の両方を高効率に直角反射。

開発背景と社会的意義

今年、オフィスビル、商業施設、工場など屋内での通信環境改善が急務となっております。しかし、従来の反射板は設置の際に壁から突出する問題や、平面での直角反射が難しいという課題がありました。

当社が開発した新型反射装置は、薄型・平面でありながら電波を直角に曲げることが可能です。これにより、屋内の通信エリア拡張や電波の死角解消を容易にし、ローカル5Gや次世代通信環境の構築において重要な役割を果たすことが期待されます。

今後の展開

1)における2つの周波数帯で直角反射の試作は既に暗室評価を完了しており、今後、実際の使用環境でのフィールドテストを進め、実用化に向けた最終評価を行う予定です。当社では引き続き、様々な通信環境に対応した高性能な反射装置の開発を推進し、社会のニーズに迅速に対応してまいります。

スタッフ株式会社について

スタッフ株式会社は、1991年の設立以来、小型電子機器のアンテナや機構部品中心の部品メーカーとして、社会の要望やニーズを想定して考えを形にしてきました。私たちが目指すのは「未来へつなぐ共創パートナー」です。これまでの目標の成果として、1000を超える製品価値の創造を実現しました。

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  • 【アンテナ基礎講座】平面型反射板とは?―ローカル5Gを支える電波反射技術(後日公開予定)

お問い合わせ先

スタッフ株式会社
営業部
TEL:042-371-1371
URL:https://www.staf.co.jp/contact.html

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