1. HOME
  2. メディア
  3. お役立ちコラム
  4. 『利得』について

『利得』について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『利得』について
利得』(ゲイン)をWikipedia※で調べると、『電気回路における入力と出力の比のことである。』
とありますが、 文系の私にはアンテナで考えてもイメージがわきません。
私自身でいくつか質問を作り、それぞれの質問に回答をしてみました。

【アンテナ利得とはどのような意味なの?】
・『利得』とは電波を放射できる強さを確認する為の指標。
 つまりアンテナが電波をどのくらいの強さで放射しているのかを確認する為の指標という事です。
 単位は『dB』(デシベル)で表します。
 一般的に絶対利得(全方位に満遍なく電波を放射する架空のアンテナ)を基準に利得を測定する為
 「dBi」で表記をします。

【利得がどのくらい上がると通信距離は倍になるの?】
・利得が『6dBi』上がると通信距離は2倍になると言われています。
 例えば、受信側と送信側をそれぞれ3dBiづつ(合計:6dBi)上げても通信距離は2倍になります。
(通信距離が倍になると電波が届くエリアは4倍になります)

【電波法によって利得の最大値は決まっている?】
  ・周波数や用途毎で利得の最大値は決まっています。
 例えば、スマートフォンは最大利得:3dBiと決まっています。
 私たちの目に電波は見えませんが、日頃生活をしている中で、電波は空中を飛び交っているのです。
 その為、あまりにも強い電波を発していると、周りの通信端末に影響をもたらしてしまうのです。

【利得が高ければ高い程、アンテナとしての特性は優れている?】
・dBi値が高ければ高い程、性能は良いと言われています。
 強い電波から弱い電波まで電波をキャッチできるからです。
 しかしアンテナは設置場所や使用目的などに合ったモノを使用していく事が大切な為、
 一概に良いとは言えません。

ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より
 引用先最終更新日時 2022年7月13日 (水) 08:40
 アクセス日2023年8月9日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加